Mさん(44歳・主婦)はアヴァンギャルドタイプ。
個性的で華やかなファッションがお得意です。
シンプルファッションだと存在感が消えやすく、「私って地味だし」という悪循環に陥るパターンが多いのもこのタイプの特徴です。
アヴァンギャルドタイプはまず、華やかさに目を慣れさせよう
アヴァンギャルドタイプは、基本的に柄物がお得意です。
個性的な柄やデザインもお手の物。
とはいえ、アヴァンギャルドタイプだとご自身で気付いておらず、「まさか私が!?」という方は、地味な自分に見慣れすぎていて、華やかに装ったご自身に見慣れていないことがほとんどです。
その方のキャラクターによって、急に振り幅を大きくすると拒否反応が出る方は少しずつ見慣れていただくことをやるのですが、好奇心旺盛で、一気にゴールを見せた方が頭のスイッチが切り替わりやすい方には、最初にガラッと変えたファッションで目を慣らしていただくことをよくやります。
アヴァンギャルドタイプの場合、中途半端に、シンプルな色や細かい柄などを選んでしまうと、パッとせず地味な印象になりがちなので、大胆な柄、大胆な色を遠慮なく選ぶことがポイントになります。
ちょっとしたことですが、一番左の靴はカーキ色なんですが、ブラウスの葉っぱの色とリンクさせています。
カーキの靴、黒ほど重くならず、結構便利です。
Mさんも実際に着てみることで、派手な方がかえってしっくりくると実感していただけたようです。
とはいえ、いきなりこういう感じに今までのファッションから全部変えなければいけない訳でもありません。
Mさんは、専業主婦で、ご近所で着るファッションが中心なこと、着やすくてシンプルなものがお好きなので、そこはMさんの個性として変える必要はないと思います。
ただ、全てをシンプルにすると、地味な印象から抜けられないので、どこかにアヴァンギャルドタイプらしい要素をプラスすることで、シンプルカジュアルが、Mさんらしいファッションで着こなしことができます。
具体的には、アクセサリーに大ぶりなものを合わせたり、メイクを少ししっかりめに仕上げるだけで、かなりMさんらしく楽しめるようになります。
今ではMさんは、どこかにポイント的に柄物やキレイな色を取り入れたり、ポイントになるアクセサリーでアレンジされていて、華やかさを出されていて素敵に装ってくださっています(*^^*)
同じファンデーションでも塗り方でここまで違う
実は両方とも、全く同じMさんお手持ちのファンデーションを使って、Mさまご自身がメイクを全て仕上げています。
ビフォーも、量が少なすぎる訳ではなく、付けている量は両方同じくらいですが、まるで違うものを塗っているかのような仕上がり!
実は、塗り方だけが違っているだけなのです。
ポイントは、ちゃんと密着しているかどうか。
正直、雑誌などに載っている方法だと、密着度合いが足りない方法が多いな、と感じます。
撮影用のメイクと、普段用のメイクって目的が違うから、塗り方なども当然変えた方がよいです。
撮影用の場合、数時間長持ちさせるというよりも、アラがなく完璧に仕上げてキレイに撮影できることが目的です。
ちょこちょこお直ししながら撮影できるので、何もお直しせずに耐久する普段メイクとはやり方が違って当然です。
「正しい塗り方」をやるだけで、ここまで仕上がりが違い、お直しもいらなくなるなら、メイクレッスン受けなきゃ損ですね(≧▽≦)
アフターはお肌ツヤッツヤです。
お肌にツヤがあると、若々しく見えます。
しかし、大人のメイク雑誌はツヤ肌というと、テラテラヌラヌラした仕上がりになっているものも多くて気になります・・・・。
ヌラヌラしていると、下品にもなりかねません。
いかに自然に、自分の肌から発光したようなツヤを作れるかです。
上品で、若々しく仕上げるのが、大人の艶肌の正解かな、と思います。
もちろん、その他にも”全然手間じゃない”小顔テクニックを仕込んでいます。
ほっぺの面積がキュッと縮まって小顔になってますね。
これはハイライトとチークの入れ方の功績が大きいです。
ちなみに、こんなにキレイに仕上げるには、時間も手間もかかるんじゃないか、と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、メイクなんて全然習ったこともない!と心配されていたMさんでも、ベースメイク全体で5分くらいしかかかってないと思います。
効率よく、しかも仕上がりは妥協しない方法を一生懸命研究した成果です(笑)
チークも、よく言われる「頬骨の高い位置にくるくる」をやっちゃうと、余計大きな顔になる方も多いので注意です!
顔の形、パーツの特徴が違うなら、メイクも人それぞれやり方が違います。
100人いたら、100通りのメイクがあります。
同じメイクでいい訳がない!
自分に合ったメイクを知るって、すごーく大事です!
自分の印象タイプに合うメイクができるようになろう
お顔を美しく見せるために、自分の顔型やパーツに合わせたメイクができることも、もちろんすごく大事ですが、自分の印象タイプに合うメイクに仕上げられるかもかなり重要です。
ファッションとメイクがちぐはぐな印象だと、全体で見たときにバランスが悪く、狙った効果が出しにくいからです。
多くの方は、ファッションとメイクを切り離して考えがちですが、必ずセットで考えた方がよいと思います。
Mさんのように、華やかなファッションが得意な方は、メイクもある程度華やかさを出した方がバランスよく仕上がります。
ポイントは、目力を出すアイラインとリップの色です。
ほかはナチュラルに仕上げてもよいのですが、この2点だけ意識していただくだけでも、かなり変わりますよ。
ご近所メイクで、これで目元まで華やかに仕上げるとやりすぎ感が出るので、自分のお似合いの方向性は外さないようにしつつも、取り入れるポイントを絞ると、いいバランスになると思います。
主婦でも、リモートワークでも、自分らしく素敵に過ごすことはいつだって可能です!