Nさん(47歳・主婦)は、MIROIRのレッスンを受けられて、本当に良かったなぁと思いました。
なぜなら、過去に別のところで受けられた診断結果が、Nさんのお似合いの方向性と全く真逆だったからですが、こーんなに素敵になれることを知らずにいたら、人生本当にもったいなかったと心から思います。
今回は、色々なサロンでファッション診断を受ける方に是非読んでいただきたい内容です。
なぜ過去の診断では似合うものが見つからなかったのか
パーソナルカラーメソッドは合う合わないがある
Nさんは、鮮やかな青みの色が得意なタイプですが、過去の診断はオータム。
オータムだけど、ベージュが似合わないなぁとか、オレンジのチークをご家族に変だと言われたことがあったそうです。
正直、なぜオータムになったのか、私にはわかりません。
(皆さんもお写真を見て、ビフォーの色がすごく似合っていると思わないのでは・・・?)
比較する際の色の選択に問題があったのか、色を見る能力の問題なのか、実際の診断方法を見ていないので、そこはわかりませんが、一般的なフォーシーズンやそれに準ずるアレンジされた診断では、なかなかぴったり合うものが見つかりにくいタイプだとは思いました。
さて、MIROIRのレッスンを受ける方で、これまで他のファッション診断を受けたことがある方はとても多いです。
複数のサロンで診断を受ける方は少なくありません。
私はレッスンの前に、一度過去に聞いたことは全部忘れて、まっさらな気持ちで診断を聞いて下さい、他の診断と混ぜて考えないで下さい、と申し上げています。
なぜなら、根拠となる理論が全く違うので、互換性が全くなく、結果を一緒にして考えるということは絶対に不可能だからです。

例えるなら、日本料理を習いに来たのに、「フランス料理はどうやって作るんですか?」と聞いているようなものです。ちぐはぐなのです。
Nさんも、注意事項の際にかなり納得されていたにもかかわらず、「じゃあ私はウィンターということですね!」とおっしゃっていました(笑)
このやりとりはよく発生します。どれだけ注意しても、どうしても過去の考え方に戻る方はとても多く、私も慣れっこでございます。
Nさんは、ウィンターではありません。
かといって、他の季節にも当てはまりません。
得意な色の濃さに特徴があるので、既存の一般的なメソッドでは分類できません。
ちなみに私自身も、ブルーベースですが、青みが強すぎると苦手、ほどよい青みが得意で、ほどよい黄みがある色の方が青みが強すぎる色より得意、濁りは一切NG、中明度が一番似合うタイプなので、一般的なパーソナルカラーでは正しい結果が出ないタイプ。
MIROIRはそういう、一般的な診断ではぴったり当てはまらずに抜け落ちてしまう人を診断できるようにしているのです。
正しく自分を把握するには、そもそも当てはまりようのないメソッドを忘れないことには、正しい色は絶対に選べないと思います。
固定観念が素敵なファッションを選べなくしてしまう
NさんはMIROIRの印象分析ではコンサバティブタイプです。
当然、過去に診断されたウェーブタイプのファッションとは大きく違います。
しかし、Nさんは、似合うファッションにピンときていらっしゃいませんでした。
ひとつは、以前診断された結果と全然違うということもありますが、一番大きかったのは、
「素敵なコンサバティブタイプのファッション」というイメージがNさんの価値観の中にはなかったからです。
Nさんには、コンサバティブタイプは、地味なファッション、という固定観念がありました。
コンサバティブタイプは、シンプルで上品なファッションであり、地味ではありません。
地味になるかどうかは、色の使い方だったり、コーディネートの要因であり、ファッションタイプ自体のイメージとは違います。
こういう固定観念があると、本来の美しくなれるファッションというゴールが想像できないので、おそらく、診断結果を知っても、実際のお洋服選びは難しいと思います。
自分の価値観にないもの・今まで見たことがないものを急に選べるようにはなりません。
こういった場合は、「素敵になれるファッションのパターン」をご自身の記憶の中に地道に増やしていくしかありませんが、自分だけで考えても、過去の価値観からは発想が広がっていきません。
このように、「素敵なゴール」が想像できない方は、ぜひお買い物美人変身コースで似合うものはどういうものなのか、それを着た自分はどう見えるのか、早めに実際に体験して頂きたいと思います。
また、レッスン内で頂戴したご質問の中には、ファッションタイプの問題ではなく、コーディネートの問題であることが多かったです。
もはや自分のタイプに合う洋服選びの問題ではなく、組み合わせ方とか、着こなしの方に問題があるケースも多々あります。
オシャレになるためには、洋服の選び方を変えるだけで全て解決する訳ではありません。
むしろコーディネートする力の方がものすごく大きなウエイトを占めています。
Nさんだけでなく、このように、過去の固定観念に縛られてしまっている方、これまでと違うファッションがなかなかイメージできない方はとっても多いです。
診断はスタートです。これからやるべきことがまたたくさん出てきます。
どうか、診断だけで終わりにせずに、そこから一歩進んだファッション知識をどんどん仕入れていただきたいな、と思います。
メイクを整えることで、似合うファッションがより似合うようになる
おさらいですが、Nさんは、過去にオータムと診断されていましたが、割とわかりやすく濁りのないブルーベースカラーがお得意な方です。
Nさんは、メイクもオータムカラーのものばかりを使われていましたが、苦手な色なのでお疲れ顔に見えやすくなります。
オレンジチークも、ご家族にご指摘されてしまったように、顔色が悪く見えたり、色が浮いて馴染みません。
似合う色を使うと、ご自身の持つ美しさが一気に花開きます。
目元は丁寧にグラデーションを作り、華やかさを出してあげるとお似合いになるタイプです。
小顔メイクというと、シェーディングを使うことを思い浮かべがちですが、お顔の比率からNさんはやらない方がいいタイプです。
シェーディングは、削った方がよい部分がある方はいいのですが、削ってしまうことによって、お顔のバランスが悪くなったり、げっそり見せてしまう人はやめておきましょう。
ファンデーション・ハイライト・チークで立体感を作り、眉の位置やアイラインの幅で錯覚を作って小顔効果を作る方が向いています。
メイクとは、いかに錯覚を作っていくかという計算で、これがひとりひとり違うから楽しいんですよね〜!
ファンデーションだけしか使わないとのっぺり顔まっしぐらです。
使うアイテムが増えても、得られるリターンは図りしれず、です。
特にハイライトは使わないともったいない!
(でも付ける場所も範囲もひとそれぞれ違うから、聞いてから使ってください!)
仕上がりは、もう、どこの女優さんですか???と言いたくなる知的で上品なマダムに。
高級感も漂っていますよね。
これが、本来のNさんのお姿です!
ヘアスタイルもコンサバティブタイプは顔周りの毛はルーズにならないように注意しましょう。
また、普段メガネをかける方は、メガネもファッションの一部なので、ぜひデザインや色にはこだわって選びましょう。
Nさんの場合は、眼鏡はなしにするか、別のデザインに変えるのがオススメです。
今のメタルフレームだと、堅い印象になりがちです。
このお姿を見て、「コンサバティブタイプのファッションが想像できる気がします!」とおっしゃっていました。
そうなんです!!!顔が整ったら、ファッションもメイクに合うもの着たくなりますよね!!
多くの方は、似合うファッションが知れればいいや、と思われていますが、ファッションに合うメイクができなければ、完成しませんし、ノーメイク状態やファッションに合わないメイクでは、似合うファッションも似合って見えません。
メイクはそのくらい、大事なんです。
メイクが必要な大人の方ほど、あまり重要性を感じていない方も多いのですが、超必須科目!!ということで、メイクの大切さも改めて感じていただければ、と思います。
ここまで雰囲気が変われば、人生も大きく違ってきそうですよね。
本来の美しさが開花した人生の素晴らしさを、これから感じていただければ嬉しく思います。