Tさん(51歳・主婦)フェミニンタイプです。
大人の甘めファッションがお得意なタイプです。
しかし、昨今の流行は、激甘ファッションはあまり主流ではありませんし、大人世代はやりすぎない甘さの方が上品だと思います。
だからといって、全く甘さのないファッションをしてしまうと、堅苦しくなったり、地味な感じになりやすいです。
他のメソッドの診断でも、言葉が違うものの、似たような仕上がりの「フェミニンタイプ」の結果が存在しますが、MIROIRのフェミニンタイプは、あくまで「大人の甘さ」がキーポイントです。
しかし、中には、「甘い」=「かわいい」と勘違いされている方もいらっしゃいます。
MIROIR的には、かわいい要素はキュートタイプにしかありません。
なので、フェミニンタイプがかわいさ満載を目指そうとすると、方向性が違ってちぐはぐな印象になってしまいます。
Tさんのビフォーは甘さが足りないため、少し物足りなく感じてしまいます。
また、体型的に、Tさんは身幅が細く肩幅・ウエスト・お尻の幅に差がないI型ですが、マニッシュな雰囲気が得意だと、I型シルエットをそのまま活かせばいいのですが、フェミニンタイプの場合は、X型のように見せることで、女性らしい雰囲気を出すことができます。
袖にポイントがあるお洋服は手軽に甘さを取り入れることができます。
アフターは、トップスもスカートも甘さのあるアイテムを選んでいますが、スカートの色を甘さを抑えた色にすることで、過剰な甘さになるのを抑えることができます。
また、ここまで洋服にポイントがあれば、小物は逆にすっきりシンプルにすることで、上品にまとまります。
大人のヒョウ柄の使い方
ヒョウ柄は、大人が着ると余計にオバサンっぽくなりそうだとか、派手になりそう、と敬遠される方も多いですよね。
まず、取り入れやすいのは小物です。
ゴールドラメのニットに透け感のある焦げ茶のプリーツスカートは、アイテム自体はフェミニンタイプらしいのですが、これを着ただけだと華やかさが物足りません。
こういう時こそ、柄や色物の小物の出番です。
ヒョウ柄のバッグだけ取り入れて、黒や茶色の靴合わせも悪くはないのですが、もうすこし華やかさを出したいので、思い切ってキレイなカラーの靴を合わせるのがお勧めです。
ヒョウ柄のトップスは、挑戦してみたいけど、難しいのでは?とよく言われます。
まずはヒョウ柄自体が丸っこいものなのか本物を模したシャープなものなのか、白地の割合が多いのか、黒が目立つのか、茶色が目立つのか、など、自分に似合うタイプかどうかがポイントです。
Tさんは、やや丸っこい柄が柔らかい印象がキープできるのでお勧めです。
ヒョウ柄はインパクトがあるので、パンツや靴はヒョウ柄からリンクさせた黒を持ってきてごくシンプルに。
パンツは、シャープなものよりも、生地が柔らかめで足首が出るものがマニッシュになりすぎません。
また、これで、シャープなカバンを持つと堅苦しくなるので、ファーバッグでフェミニタイプらしさをプラスします。
フェミニンタイプの方は、パンツスタイルが難しいとよくご相談を受けるのですが、アイテムの選び方や合わせ方で、必ずしもシャープだったりかっこいい感じに寄る訳ではないことがおわかりいただけたかと思います。
ブログでも、Twitterでもよく書いていますが、得意なファッションとは、ただ着ただけでおしゃれに見えるもの、ではないのです。
おしゃれに見せるためには、味付けがとても大事です。
洋服1枚で華やかにする力が足りないのなら、ここは小物の出番です。
ネックレス、ベルト、バッグ、靴を全部合わせて、この洋服たちは輝きます。
ちなみに、ベルトは、サイズ調整をするものではなく、アクセサリーと考えましょう。
ファッションは、年齡、ライフスタイル、その時の流行によっても、色々と変わってきます。
また、その時の自分の気分によっても、着たいものは変わりますよね。
だからこそ、同じタイプであっても、無限にアレンジができるのが面白いところです。