なんとなく、世の中には、
いろんなジャンルのファッションを着こなさねばオシャレではない
流行のものを着なければならない
こんな固定観念があるように思います。
しかし、大人が素敵に見えるファッションとは、自分の軸を持って、自分を理解した上で魅せ方を計算できているファッションです。
ちょっとぶっちゃけますと、いろんなものに挑戦できるのは若い人だけです。
パーソナルカラーや骨格など、自分の生まれ持った特徴は、一生変わりません。
ただし、若い頃は、良い影響と悪い影響の差が小さく、着られる幅が広いです。
また、若いと、まだ自分の軸も確立しておらず、何でも吸収しやすいし、ある意味何にでも染まれるため、何を着てもそれなりに見えます。
たくさんのジャンルを楽しんだ経験は、後々の経験にもつながるので、若い頃に幅広くファッションを楽しむことは大切だと思います。
しかし、大人は人生経験を経て、自分らしさというものが、意識しようがしていまいが染み付いていますし、生まれ持った特徴に合わない悪い影響もダイレクトに出やすくなっています。
大人のファッションで大切なのは、【自分の得意なところにリソースを集中させること】です。
得意でないものを無理に着てもったいない見え方をわざわざする必要はないし、流行に左右されず、自分の軸を持ったファッションをしている方が断然素敵です。
自分に必要なものを取捨選択して、得意ではない流行はスルーしてよいのです。
あれこれ欲張らず、捨てる勇気も大事です。
色々なジャンルが着られなくなるのは、残念なことなんかではありません。
自分らしさが完成していくと思うとそれは楽しい作業であり、まだ自分の核が見つからない若い人にはできない、大人ならではの楽しみ方だと思います。
大人のオシャレは自分の軸を持って楽しみましょう。