Nさんは、真面目そう・弱そうに見られるのがとても嫌で、近寄りがたいくらいにかっこよくなりたい、とのことでした。
街でも変な感じの人に絡まれることが多いので、そういう人を寄せ付けたくないのだそうです。
普通は、親しみやすそうな感じがよい、という方が多いですが、Nさんの場合、もう弱い自分は嫌だ!という思いの表れなのかもしれないな、と思います。
Nさんのパーソナルカラーは、とことん青みのある鮮やな色がお得意なタイプ。
しかし、普段は、黄みがかった濁った色を多く選ばれていらっしゃいました。
少しでも黄みがかった色が入ると苦手なタイプは、黄みがある色を身につけると、地味で垢抜けない雰囲気になりやすいです。
Nさんのファッショのタイプは「エフォートレス」
エフォートレスタイプは、抜け感のあるファッションがお得意ですが、甘さのあるファッションは、野暮ったい雰囲気になるので苦手です。
濁りの黄みがかった色×甘いファッションがNさんを気弱に見せていた原因になっていたと思います。
メイクに関しても、甘さを入れないメイクが良いです。
せっかくの切れ長の一重まぶたはぜひこのまま活かしたいですね。
アイホールに涼やかな水色を塗って、あとはネイビーのアイラインを少し太めに引いています。
中間色や締め色でグラデーションにせずに、あえて、メインカラーとラインだけで線との対比を際立たせることで、よりクールに見せてくれます。
Nさんのようにイエローベースが苦手な方は、ベージュ系アイシャドウが余計にまぶたを腫れぼったく見せてしまうのでNGです。
ビフォーの色は全てイエローベースを付けていらっしゃいましたが、アフターは全部青みがかった色で仕上げました。
涼やかで凛とした雰囲気になりますね。
また今回、一番大改造したのは眉。
ビフォーは髪に隠れていますが、自眉が太くて短いタイプです。
自然なままの太い眉は、あどけなさを強調することもあります。
Nさまのなりたい方向性に合わせて、きちんと描いている感じに整えるとクールな大人の雰囲気が出しやすいです。
Nさんは私と同じ頬骨が張っているタイプなので、頬骨を目立たせないベースメイクを施して、よりあごのラインがシャープに見えるように仕上げています。
シャープでかっこいいのに、その中に凛とした女性らしさが漂うとても素敵な雰囲気になられたと思います。
これがNさんの本来の姿。
これから自分に自信を持って、かっこいい姿で颯爽と街を歩いてくださいね!