眉は自分でうまく描くのは本当に難しいですよね。
なぜ上手くいかないのか、いくつか原因がありますのでそれを見てみましょう。
そもそも顔の分析が正しくできていない
似合う眉はどうやって見つけていますか?
雑誌に載っていたパーツとパーツを結ぶ方法?
眉頭から眉山の割合が○対○という法則?
友達が教えてくれた方法?
これらを参考にしていたら、似合う眉は見つかりません。
似合う眉は、自分の顔型とパーツ配置、そして自分の印象タイプによって決まります。
しかし、ほとんどの方が、自分の顔型やパーツ配置を客観的に分析できていません。
逆三角形顔なのに丸顔だと思いこんでいたり、ベース型なのに面長と思い込んでいたり・・・
この自分の顔の分析が間違っていたら、目指すべきゴールが違っているということなので、当然似合う眉は見つかりません。
例えば、卵型の顔型は、どんな形か具体的に説明できますか?
実はちゃんと細かい条件があります。
形の定義がそもそもあやふやだと、自分の顔がどういう形かわからないですよね。
そこがわかってはじめて、眉頭、眉山のバランスが見えてきます。
ヒントは、全体の比率と余白のバランスです。
眉の完成形がしっかり頭の中に入っていないと、毎日毎日その場のアドリブで描くようなものなので、形が定まりません。
また、印象タイプに合わせることは、実は結構大事です。
きちんとしていてクラス感があるタイプに、手を加えていないようなナチュラル感は合いません。
逆に、気取らないタイプがきっちり描いた人工的な眉をしていても、ファッションから浮きます。
顔を平面で捉えている
眉がうまく描けない2つめの原因は、顔を平面として捉えていることです。
顔は当然立体です。
欧米人に比べて、東洋人はのっぺりだと言っても、それでも真っ平らではないですよね。
眉尻の角度がうまくいかないのは、この立体の捉え方が弱いのかもしれません。
おでこの筋肉を使いすぎている
まぶたの筋肉が弱いと、おでこの筋肉を使って目を見開くようになります。
おでこにシワがある方は、このタイプが多いと思います。
原因は、加齢も多いですが、比較的若い方で目を見開くクセがついている方もいらっしゃいます。
これは結構やっかいで、鏡を見ているときは思い切りおでこの筋肉を使って目を見開くので、その状態で眉を描くと、自然な表情になったときに眉が思った形と全然違う形で仕上がってしまいます。
これは、ちょくちょく鏡から離れて、おでこの力を抜いた状態になって、全体のバランスを見ながら整えていくしかありません。
ちなみに、まぶたの筋肉がちゃんとつけば、おでこを使って見開くクセは治ります。
そのエクササイズ、ご興味あればレッスンでお伝えしています。
道具が悪い
これは声を大にして言いたいのですが、アイブロウブラシとアイブロウペンシルの質が良くないと、眉は永遠に上手く描けません!
特にアイブロウブラシは、ブラシの中でも軽視されがちですが、私は最も重要なアイテムだと位置づけています。
アイブロウパウダーに付属しているブラシは論外でございます。
アイブロウブラシは、比較的手頃なお値段なので、ぜひ!いいもの使ってください。
ペンシルは、相性があります。
鉛筆と同じで、芯の柔らかさで描きやすさが変わります。
あまり柔らかすぎると芯がすぐ丸くなり、硬すぎるとすぐ折れます。
どちらかというと硬めの方が描きやすいと思います。
芯は、ある程度細いのがお勧めです。
眉は1mmどころか0.5mmズレても違和感になるので、できるだけ細かい調整ができるものがお勧めです。
そんなこんなで、眉は似合うものを知ったらあとは練習あるのみ!ですが、やはり立体に絵を描くようなものなので、習得には長い時間かかります。
「私は大丈夫」と思っている人こそ、大丈夫ではないことも多いので、ぜひチェックにいらしてくださいませ〜!
8月の眉セミナーは、似合う眉をその日中に描けるようにします!
このセミナーは初めましての方にも、似合う眉をおひとりおひとりレクチャーいたします。
メイクレッスンはちょっと大変そうだけど、眉だけでも・・・という方、大歓迎です(^o^)/