Yさん(34歳・会社員)は、怖く見られたり、キツく見えるのがお悩みで、親しみやすい女性らしい雰囲気になりたいとのことでした。
エフォートレスタイプの特徴をどうアレンジすべきか
Yさんの印象タイプは、力を抜いたナチュラルな装いで、かっこよく着崩したファッションが得意なエフォートレスタイプ。
真面目にきっちり着こなすと堅く見えがちですし、女性らしくしようと甘さを全面に出したファッションをすると、違和感を感じやすいタイプです。
とはいえ、Yさんご自身がとても真面目で控えめな性格でいらっしゃるので、”Yさんブランド”的には、ある程度きちんと感に寄せる方が、より魅力が引き立つと思います。
エフォートレスタイプの方は、お仕事のときに着崩す訳にもいかないし、どうすれば…とお思いの方にも参考になるかな、と思います。
エフォートレスタイプは、着崩せばいいというものでもありません。
素材感やお洋服のシルエットを気をつけれることで、きれいめに寄せても、しっかりご自身の得意なタイプらしさを残すことは可能です。
トップスはテロっとした素材は選ばず、シャツ系やニット系で、あまりピタッとしたラインでないものを。
パンツもワイドパンツはお得意です。
センタープレスがあったりと、キレイめな雰囲気のものを持っていると、お仕事にも使えて重宝すると思います。
お体が細いので、長いトップスだと上半身が間延びしてしまうので、長めのパンツを履いて、トップスはインにされるとスタイルアップもします。
靴は、写真はプライベートの際の靴のご提案でサンダルですが、会社だと甲深めのVカットパンプスやスクエアトゥなどもいいと思います。
マニッシュ顔はメイク感を出しすぎない
マニッシュなパーツが魅力の方は、あまりメイク感を強く出しすぎない方がよい場合が多く、Yさんもそのお一人です。
Yさんは、似合う色と反対のオレンジ色のチークを頬骨の上に付けられていたので、実は余計に頬骨を目立たせてしまっていました。
Yさんは、ビフォーのお写真で顔として見えている部分が輪郭なのですが、おでこから目の横くらいまでの幅が狭くて下に向かって広くなる三角形の顔型です。
加えて、頬骨やエラの骨格もしっかりめです。
私も頬骨が目立つタイプなのですが、頬骨がしっかりしている方は、キツく見られやすく、それがお悩みになっている方が多いです。
このような輪郭の方は、ベースメイクがとにかく大切!
ベースメイクでふっくら感を出すことで、骨っぽさを緩和し、優しく見せることができます。
フェイスラインにシェーディングを入れ、こめかみの部分はハイライトを結構入れてふくらませて見せます。
チークは、頬骨が目立つ方は、頬骨の上に載せるのはNGです!
余計に頬骨の出っ張りを目立たせてしまいます。
塗るのは頬骨の下のくぼんでいる部分!
チークの位置が違うだけで、頬骨目立たなくなりましたよね。
アイシャドウはナチュラルな色味で陰影を付けるだけで十分です。
頬骨が高いと、目もつり目になりやすいので、アイラインの目尻はがっつり下げます。
ちなみに、アイラインは、「線」として引くとエレガントですが、この雰囲気がいらない方は、まつげの間を点で埋めるようにするだけでいいです。
それだけでも、ビフォーと比べて自然なパッチリ感が出てますよね。
眉も薄いと神経質に見えやすいので、自然な太さと濃さを足しました。
髪の毛は即席でのスタイリングですが、こめかみのボリュームを出して、三角形の輪郭をカバーできるように。
また、パーマっぽいくるくる感はない方がYさんにはお似合いです。
Yさんが苦手な色をビフォーはお召になっているので、お似合いになるチェリーレッドをまとうと、全体の雰囲気が一層明るく華やかになります。
どこから見ても、Yさんは、親しみやすく、自然体で素敵な女性です!
これからもYさんの本当の姿をしっかり見た目で表現していただければと思います(*^^*)