ちゃんと食事も気を付けているし、運動もしているのに痩せない!!
私は今年に入ってそんな状況に陥っていました。
いやいや、そうは言ってもおデブはどうせ隠れたところで食べてるでしょ!と思われがちですが、本当に、カロリー計算はバッチリだし、運動もパーソナルトレーニングでそれなりにやっていたんです。
でも、500gも減らず、ひどい便秘に悩み、むしろどんどん体重と体脂肪率が右肩上がりに増えていく。
なかなかに怖いことが起こっていました。
その原因がようやく解明されたので、その話を今日は書きたいと思います。
もし同じような状況にある方の何かのヒントになれば・・・。
身体の異変が起こった経緯
去年の後半、私はある場所で顧問の仕事をしていたので、その職場で仕事をしていることが多い状況でした。
そのときは、みんなでランチに行ったり、忙しいときは買ってきたパンなどで簡単に済ませることが多かったです。
今年に入って、その仕事の役割を終えてから、外食をほとんどしなくなったのに、逆に体重が増え続けました。
おまけに、肌がどんなに保湿を頑張ってもガッサガサのボロッボロ。
その時は花粉症が肌にも影響しているなーくらいに思っていました。
そして、普通の化粧品では埒が明かないので、皮膚科に行きました。
そこで、医療専売品のコスメを使い、確かにわずかに改善するものの、根本的な改善にはならなかったです。
腸内環境など、身体の根本が原因になっているため、外からのアプローチは限定的でした。
ファスティングをやってみた
この時に、身体のプロ(栄養学や運動療法の専門)から、ファスティングを勧められました。
ダイエット目的でよく書かれていますが、本来の目的は、身体の強制リセットのようなものです。
いつもだったらこんな辛いことやりたくないんですが、ちょうど外出自粛期間で影響がなさそうなのと、藁にも縋る思いだったので、やってみることに。
前準備→酵素ドリングのみ3日間→回復食3日間というスケジュールでした。
ちなみに酵素ドリンクも色々あるらしいので、私はその専門家が太鼓判押しているものを取り寄せました。
高かった・・・。
2日目までは辛いと思うときもあったけど、意外と予想よりは平気でした。
本当は酵素ドリンクだけで6日間やるのがいいらしいけど、さすがにそれは心が折れそう。
糖質依存などはここで少し抜けるらしいですよ。
私はそんなに糖質依存ではなかったですが、それでも口さみしいから何か欲しいとか思わなかったですね。
体重も体脂肪率も1.5kgと1.5%くらいは減りましたが、回復食の段階で少し戻ったので、そんなに減ってません。
身体の変化自体も、やっぱり3日は短いのか、そこまで変わった感じはせず。
ただ、ゆるやかにですが、身体の強制リセットの効果はそれなりにあったことが後にわかります。
ファスティングの後は、魚中心の和食生活をしていましたが相変わらず便秘体質が治りません。
身体が変わろうとしていることはわかるのですが、機能が追いついていない感じ。
身体の強制リセットで犯人がわかってきた
ファスティングでも便秘体質がなかなか改善しないため、病院に行きました。
ここでは強めの漢方を処方されました。
このファスティングと漢方でさらに身体を完全強制リセットしたことで、ようやく身体の変化が分かりやすくなりました。
それは、明らかに合わない食べ物の反応がものすごく分かりやすくなったことです。
小麦が含まれたものを食べたときだけ、お腹がものすごく膨らんだり、むくみがひどくなる反応の出方が異常。
グルテン不耐性
病院の先生も、これだけの反応があれば調べなくてもグルテン不耐性と言っていいと仰せでした。
アレルギーじゃないからあんまり検査で出ないんですって。
不耐性かどうかを調べる検査はあるけど、高いし、その反応で十分だと思う、とのこと。
3年前くらいにダイエットで6kg減ったことがあるんですが、このときも完全小麦系の食べ物を抜いていました。
だからこの時も順調に減ってたんですね。
その時のダイエット期間が終わって、小麦は完全に抜くことは難しくて、再びたまに食べていました。
(お付き合いの外食が多かったですし。)
去年の後半、あまりに外食とパン生活が多くなり、一気に小麦の摂取量が多くなりすぎていたため、身体で処理しきれなくなって、それであらゆる不調が表面化したのでは?とのことでした。
一時期悩んでいた肌の絶不調も、その不調のひとつ。
小麦を完全カットした変化
アレルギーでないから小麦は嗜好品として、不調にならない程度に楽しむのはOKだけど、今は完全にカットした方がいいとのことで、しばらくはグルテンフリー生活を続けることにしました。
ここで、びっくりするのは、グルテンフリーにして身体のむくみがスッと引いたこと。
お腹もパンパンに膨らんでいたのに、すごく減りました。
同じ靴を履いても明らかに余裕がある。
そして、ファスティングやる直前からの体重は3.5kg減り、体脂肪は3.5%減っていました。
食事は小麦を抜いたか抜いてないかの違いで、摂取カロリーは変わらず、コロナの影響で運動は全然やれてないにもかかわらず、です。
昔から耐性がなくても気づくのが遅い人はたくさんいる
主にグルテンとカゼイン(乳製品)はあまり良くないと言われているものですが、これに耐性がないのに、気付いていない人は多いと言われています。
牛乳はお腹壊す方もいらっしゃいますが、これも身体が合わないという反応のひとつですね。
若い頃は消化する力もそこそこあるからあまり気づかず、身体への影響が溜まりに溜まって、大人になって明らかな不調に気付く方も多いそうです。
いいことを増やすより、悪いことをなくす方が大事
ダイエットは、いいと言われることを取り入れることに気を取られがちですが、悪いものを排除することの方が大事だということは身を持って実感しました。
私はここ2年くらい、肌の仕組みや身体の仕組みについて学んでいますが、何を勉強しても、結局は、「酸化」と「糖化」に行き着きます。
詳しく書くととんでもない量になるので今回は割愛しますが、ホント、美容は表面からのアプローチは限られていて、結局内面からのアプローチが大きいです。
そこをすごく注目していたからこそ、ピンポイントで「これはもしや」という仮説を立てて、原因を突き止めることができましたが、こういう勉強をしていなかったら、原因不明のままだったんじゃないかなーと思います。
何をやっても痩せない!キレイになれない!とお悩みの方は、単なる努力不足ではないかもしれません。
ぜひ、自分の身体を見直してみることをお勧め致します!