かわいい仲良し2人組がお越しくださいました。
今回は向かって左のSさん(27歳・会社員)の事例です。
似合うものが分からない、そろそろ大人っぽくしたい、とお悩みでした。
向かって右のYさんの事例はこちら。

アラサーは自分のファッションを改めて考える時期
ちょうど27歳くらいから、これからのファッションを考え始める時期ですね。
これまでのファッションの中でも、だんだん「あれ?」というものが出始める頃ですし、30歳という大きな節目を前に、これからどんなファッションの方向性を持てばいいのか、悩む時期です。
アラフォー世代だと、明確に「オバサン化した!」とダメージが見てすぐ分かりやすく、「これはファッションを変えないと!」とすぐにプロに聞くという解決方法に結びつくのですが、アラサー世代だと、なんとか自分で解決できる気がして、洋服をあれこれ試して浪費しやすいときでもあります。
もちろん、お金と時間に余裕があれば、それも勉強なのでとてもいいと思いますが、そうでなければ、サクッとプロに聞いた方が確実です。
若さがあるうちに今着ても大丈夫なもの、将来苦手になってくるものがわかっていれば、体型が変わってきたときにも、自分のマインドが変わったときにも、「急に洋服が似合わなくなった!!」と焦らずに、「これは苦手度合いが年齢とともに出やすくなるって言われてたな。そろそろ潮時かな。」と冷静に判断することができます。
若い時に知っておく利点としては、悩みばかりの30代ではなく、似合うファッションとともに自信を持てる30代が過ごせることは人生の大きな財産です。
ファッション診断のペアレッスンのいいところは、相手と自分の違いを客観的に見ながら、「人と自分は違う」と認識できることですね。
フェミニンファッションが野暮ったくなるのはなぜ?
特に今のファッション誌は、フェミニンな洋服を着ると何か悪いことでも起こるのか?というくらいに、大人は甘さはNG!!などと書かれていて、徹底的に甘さを排除しているように思います。
雑誌を作る人が自分が甘いファッションが苦手で、どんどん合わなくなってくるから、みんなもそうだと思ってる…?
全ての人が似合わない訳ではないのにな、と思います。
しかし、問題なのは、フェミニンタイプのように、理論的に甘いファッションは大得意のはずなのに、野暮ったくなるケース。
これは、ちゃんと理由があるので対策をしましょう。
苦手な色を着ていないか
まず、Sさんもなのですが、意外と大きな原因になっているのは、苦手な色を着ていないか、ということ。
Sさんは、今まで「無難で間違いなさそう」と選んでいたくすんだ黄みを含んだ色がお悩みの大きな原因になっていました。
濁りのない青みカラーがお得意なタイプのため、逆の黄みのくすんだ色を着ると、老けて見えたり、野暮ったくなります。
色単体で見ると、派手じゃないかな?と思って、日本人はつい避けがちなクリアな色ですが、得意なタイプの人が着ていると派手にはなりません!
色単体で見ているイメージと、自分が身につけた色のイメージは違います。
苦手な素材を着ていないか
フェミニンタイプは、ナチュラルな素材が苦手です。
綿素材が得意ではないため、少しでも「綿感」のあるお洋服を着ると、ほっこり感が悪い意味で強くでがちで、オシャレ感がなくなります。
プチプラなどは、デザインがフェミニンタイプ向け!と思っても、素材の綿っぽさが強いものを選んでしまうと、失敗しやすいので、素材に気をつけてみてください。
甘さがある=カワイイと解釈しない
Sさんは「歳相応な雰囲気が良い」とおっしゃっていました。
今までレッスンをしてきて、甘いファッションが得意=カワイイと理解してしまう方がとても多いように思います。
甘さは必ずしもカワイイものではありません。
大人の「カワイイ」は若作りになりすぎて痛くなる危険があります。
甘さがあるとは、女性らしいディティールがあるもの、くらいなイメージでしょうか。
決して子供っぽい「カワイイ」ではないのです。
フェミニンタイプで大切なのは、キュートタイプに寄っているファッションにしないこと。
似ているので、つい間違ってしまいがちなのですが、キュートタイプまで持って行くと、若作りに見えてしまったり、幼稚な感じになってしまうのがこのタイプです。
ひらひらでもふわふわでもいいのですが、大人っぽいデザインのものを選ぶのが大切です。
Sさんは、もともとかわいいファッションがお好きだったのですが、フェミニンタイプは、若いときは、「カワイイ」と混同していても、そこまで悪影響になりません。
しかし、Sさんくらいのアラサーになると、だんだん違和感が出てくると思います。
Sさんも、大人のデザインを意識されることで、ファッションは洗練されていくと思います。
お好きな系統のファッションだと思うので、大人フェミニンを目指してくださいね!