こちらのクライアントのM様(34歳)は、
お仕事で責任あることも多くなったものの
年齢より若く見られたり、おどおどしているような印象を与えていることがお悩みでした。
そこで、お仕事ができるようになりたい、とMIROIRに来られました。
お話していると、本当に聡明な方で、やはり見た目と少しギャップがあるかな、と思いました。
ナチュラルな眉とまっすぐ着られた前髪が、ほっこり感を与えやすくなっています。
また、メガネのフレームの印象がM様には強すぎることからややキャラクターのように見えてしまいます。
さらにフレームが顔より小さめなので顔の余白が広く見えがちです。
もしメガネのままがご希望であれば、メガネを変更するところからなのですが、今回は、メガネを外す選択肢もあるということで、メガネなしのメイクをすることにしました。
M様のこのスッキリとしたお目もとこそが、「お仕事できそう」なイメージにぴったりだからです。
可能であれば、ぜひ全面的に出したかったんですよね。
さて、M様はほとんどメイクをしてこなかったということで、手順も簡単なものにしています。
ポイント
- ベースは均一にファンデーションを塗るだけ
- アイシャドウは1色
- アイラインを引く
- ビューラーは使わない
- 眉は眉山をはっきりめに作ってキリっと感を出す
解説
【ベースメイク】
美肌の秘訣は「顔に色ムラがないこと」
もともとお肌のコンディションはいいので、ファンデを塗るだけで顔の色ムラがなくなり均一な美肌に見えます。
【目元】
とにかくこの涼しげな目を活かしたかったことと、
あれこれグラデーションを駆使するメイクより、簡単な方がM様は取り入れやすいため、肌に合うオレンジ系の1色だけでアイメイクを作っています。
アイホール全体にうすーく載せ、二重の幅にはっきり色を出して塗っています。
肌に合う色なので、少し濃く塗っても「いかにも」なメイク感はそんなに出ません。
はっきり色を出したのにはもう一つ理由があって、片目二重で片目一重さんなので、濃く塗ることで左右同じに見えやすくなります。
そのかわり、締め色もなにもないため、目力を強めるために、ややインサイド気味にラインはしっかり引いています。
もともと目を大きく見せたり、ぱっちり可愛くしたい訳ではないので、ビューラーでまつげを上げずに、そのままマスカラを塗っています。
ご自身のもともとのカールなので、より自然な仕上がりです。
【眉】
このメイクの一番のポイントは眉です。
眉はナチュラルだと、ほっこり系やかわいい系に寄りやすいため、しっかり整えた感がある方が大人っぽく見せやすいです。
また、キリッと感を出すために眉山はしっかり作っています。
まとめ
目元だけしか今回はご覧いただけておりませんが、目元だけでもかなり印象が変わっているのがおわかりいただけるかと思います。
今回、パーソナルカラー診断で、パキッとした原色カラーが本当によくお似合いだったため、コントラストをつけたお洋服のコーディネートもご提案しました。
これはお似合いだった鮮やかなイエローの布をまとっていただいた状態。
いつもブログだと、クライアント様のキャラクターまで皆様にお伝えすることが難しい限りなのですが、まさにM様らしく、大人の素敵な女性である部分を見た目の部分で引き出せたかな、と思います。
本当に女性って何歳でも変われるものですね。