過去に、別のところで骨格診断やパーソナルカラー、お買い物同行を受けたことがあるNさん(46歳・パート)が、「全然変わらないなぁ、なぜかオバサンっぽくなるなぁと感じて目指す方向を見失ってしまっているので印象タイプを知りたい。」とお越しくださいました。
MIROIRの下記の記事を読んで、印象ってすごく大切!と思って下さったそうです。

以前の診断では、骨格ストレート、パーソナルカラーサマーという診断をされていたそうです。
そして、大変勉強されているご様子でした。
しかし、じゃあ全体の雰囲気をコンサバにしたらいいのか?かっこよくしたらいいのか?
そこが分からないので、迷走してしまっていたそうです。
確かに、これまでの骨格診断では、スタイルをよく見せる細かいデザインのポイントはあるものの、どういう方向性のお洋服を選べばいいのかについてはわかりにくいものがありました。
Nさんのパーソナルカラーは、鮮やかなはっきりした色が得意なブルーベース(4シーズンでいうとウィンターの方が近い。でも濁りはNG)
印象タイプはアーバンさんでした。
シンプルでスタイリッシュで甘さを抑えたタイプ。
Nさんは、「意外な結果で、自分じゃこの結果にたどりつけなかったと思います」とおっしゃっていました。
骨格ストレートと言われたことがある方は、印象的にはアーバンタイプのようなお洋服を勧められると思うのですが、MIROIRの印象タイプで「アーバン」と名前が付いているのには訳があります。
アーバンは、「都会的」という意味。
シンプルだったらOKという意味ではありません。「ただ着ただけ」ではいけないということです。
シンプルだからこそ、1枚で着てもサマになるようにほどよいトレンドを入れたり、小物にこだわるなど、細部まで気を使わなければ「ただのシンプルなものを着ている人」からは抜け出せません。
MIROIRでも、細部のデザインの選び方まで一通りやりますが、私が一番に申し上げるのは、
「絶対にNGなタイプだけ覚えて、多少カラーやデザインがベストでなくても全体の雰囲気が印象タイプのイメージで仕上がればOK」
ということです。
N様は、過去に診断を受けて、ご自身でもかなりお勉強されているため、細かいディティールの良し悪しについておっしゃることが多いと感じました。
これ、今までのファッション診断が、ちょっとでもセオリーから外れると、「これはダメ」と言われてしまうことに原因があると思います。
でも、色もデザインの細かい部分も全部が当てはまる洋服探しをしていると、着られないものばかりになってしまいます。
細かいところにこだわると、「~しなければならない」「~してはいけない」という言葉が多くなるのが特徴です。
こんなダメダメばっかりだったら、ファッションはちっとも面白くありません。
完璧な状態を知っておくのは大切だけど、「着るものを狭める」のではなく、「着られるものの幅を広げる」のが、本当のオシャレだと思います。
そしてこちらのクライアント様、段階を追って、こう変わっていきました。
最初は、ニットにタイトスカートやパンツばかり、そして色も黒ばかりという状態。
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そして診断を受けた後は色を取り入れることができました。
アクセサリーもプラスして「着るだけ」を卒業!
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最終的には・・・足の細く見えるデザインで全体的にもスタイルアップし、そして明るい雰囲気に!
デザイン性のあるスカートやサンダルで、都会的な印象になりました!
ぜひ、これからも「狭めない」オシャレを楽しんでいただけたら、と思います。