3月初旬にファッションで美人変身コースにお越しいただいたクライアント様のメールをご紹介したいと思います。
このクライアント様は、過去にパーソナルカラーや骨格診断をいくつか受けられたものの、いまいちしっくりきておらず、MIROIRへお越しいただきました。
クライアント様データ
Mさん(41歳・専門職)
体型データ:砂時計タイプ(カービーラインでウエストが細い)
パーソナルカラー:濃いめ/ほどよい黄み(黄みが強すぎるとNGなイエローベース)/鮮やかめ
過去に言われた診断:骨格ストレート
プロなら似合うものが探せないのを人のせいにしない!
しかし、その過去の1つの場所で、「あなたはバランスが悪いから何も似合わない。」と言われたこともあったそうで・・・。
いやいや、私から見れば、Mさん、全くバランスは悪くないですし、もし、バランスが悪かったとしても、その方を美しく見せるのが我々のお仕事なのでは?
似合うものが探せないのは、「私の実力ではあなたに似合うものが探せません。」ということなんじゃないですかね?
それをクライアント様のせいにするのはどうかと思いますね。
と、珍しく私は怒ってます。
せっかくキレイになりたい!という思いを持たれているクライアント様を余計に落ち込ませたり、悲しませたりするのは許せません。
と、話が逸れてしましまいました。
過去に骨格ストレートと診断されたキュートタイプは迷子になりやすい
Mさんのように、骨格診断でストレートと言われがちで、MIROIRの印象分析でキュートタイプの要素をお持ちの方は、結構ファッション迷子になっている方が多いように思います。
なぜなら、骨格ストレートは、シンプル第一!と言われてしまいますが、印象タイプキュートはシンプルが苦手なのです。
シンプルにしていると、「なんか地味」そんな印象になりがちです。
しかし、骨格診断だと3タイプしかありませんので、上半身に厚みがあるとストレートに入れられがちだと思いますが、人の体型って、そう簡単な分類にはならないです。
体は生まれつきの骨の形で決まるのではなく、大部分は、自分の体の使い方の癖でついてしまった後天的な状態だからです。
Mさんのようなグラマラスな体の方は、上半身に厚みがあるというだけでそこにカテゴライズされるのでは?と思います。
でも、全然骨っぽくないですし、筋肉っぽくもないですし・・・。
そんな訳で、体と顔の印象が真逆の方は、往々にして、一般的な顔だけ、体だけで診断すると、迷子になりやすいと思います。
ちなみに、Mさんは体の印象より顔の印象が特に強く出るタイプですが、私のように、体の印象の方が強く出る方もいますので、顔印象だけ診ればいいというものでもありません。
ただし、一般的な骨格診断や顔印象でバッチリはまる方もいらっしゃると思いますので、何度も言いますが、どの診断がいい、悪い、ではなく、自分に合う診断メソッドは何か、ということが一番大事です。

Mさんからのご感想
昨日はありがとうございました。
印象タイプのキュートは、キラキラし(すぎ)ていたり、華奢で繊細だったりするイメージで、ぼんやりしていて体もしっかりしている私でも大丈夫かなと、診断直後には一抹の不安があったのです。
でも、考えてみれば、童顔にまつわる武勇伝は数えきれないほどあり、スタイルアップを重視したコーディネートは、顔とちぐはぐな印象になりやすく、キュートの可能性もあると思ってはいたのでした。
1日がたち、美鈴さんの「顔の印象が強い」というおことばを思い返すと、どこか吹っ切れた気がします。
Web上のさまざまな自己診断は、比較材料がないためどうしても主観的になってしまい、私にはとても難しく思えました。
でも、美鈴さんとの3時間は、今までの気の持ちようから好みなどまでを振り返って、答え合わせをしているようでした。
何かを選ぶには、やはり理由があるのですよね。
私にとっては、シンプルな服も濁りのある色も、年相応に見られたい、信頼されたいという気持ちがあったはずです(無意識って怖い!)
いろいろ経験して、好きなものや必要なことがある程度わかる年齢になってからお会いできたのも、私にはよかったと思っています。
キュートタイプの呪縛を解こう
印象タイプキュートタイプになった方は、がっかりする方もいらっしゃいます(笑)
人生の中で、何度も何度も「かわいいね」と言われたり、若く見られたりしすぎると、「私はしっかりしてるんだ!」「頼りなく見られるのはもうたくさん!」という気持ちになり、大人っぽい格好や落ち着いた格好にする方が多いように思います。
しかし、レッスンでお伝えしているとおり、自分のタイプにかけ離れた格好をすればするほど、自分のタイプが”悪目立ち”してしまうのです。
大人っぽくすればするほど、子供っぽく見えてしまったり、落ち着いた格好がより年下に見せてしまったり・・・。
キュートタイプの方は、まさか私が!と思っている方が多いですが、一旦、ご自身の魅力がそこにあることを受け入れて、活かした上で大人っぽく工夫することをオススメいたします。
騙されたと思って、キュート要素入れた方が、断然子供っぽく見えませんから!
おそらく多くの方は、キュートタイプ=子供っぽいというイメージしか持っていらっしゃらないと思うのです。
自分が想像できる範囲が狭いから、キュートタイプでも大人っぽいファッションというのが想像にしくいと思います。
これは雑誌などを見て、インプットを増やしたり、MIROIRのお買い物同行で、実際に似合う洋服を身に着けてみる(今はちょっと難しいですが、ぜひオススメ)ことで、想像の範囲が広がっていくと思いますよ。
自己診断は難しい

自己診断がなぜ難しいのかは、上のブログ読んでくださ〜いm(_ _)m
難しくて当たり前なのです。
大人のキュートタイプのコツ
キュート要素は「ほどよく」だとやりすぎ感がなく、着やすいと思います。
また、かわいらしいデザインのお洋服は、生地が安っぽいとすごく子供っぽく見えますので、そういうものこそ、きちんと大人向けのものを選ぶのがコツです。
プチプラでもよいのですが、安っぽくないものを選びましょう。
Mさん、上手にキュート要素を取り入れて、ますます魅力を輝かせてくださいね!