私がまだこのお仕事を始める前のOL時代に、
いくつかファッション診断を受けたことがあります。
しかし、肝心のファッションアドバイスとしては、
あまり現実的でないアドバイスが多かったです。
例えば、私がパーソナルカラーウィンターと診断されたとき、
ロイヤルブルーにショッキングピンクの色の組み合わせをするように言われたり、
骨格診断でセクシー系カシュクールワンピースを勧められたり。
私、会社員なんですけど・・・と思ったものでした(笑)
当時は、「診断」だけがメインで、「ファッションアドバイス」までやっているサロンが少なかったのです。
そして、「診断」メインのサロンは、
実際のファッションに詳しい先生も少なかったような気がします。
過去の私が、診断結果を教えてもらっても、
実際のファッションに活かせないのでは意味がないな、と思ったことから、
私はこの仕事をしたときに、「実際に活かせるファッションアドバイス」をメインにしようと思いました。
英語において、TOEICの点数はすごく高いのに全然話せない人がいるのと同じで、
ファッションもただ勉強しただけではオシャレになれません。
いかに毎日本物の洋服に触れて、実際に着ているか、だと思います。
TOEICの点数はそんなに高くなくても、現地に住んでいた人はネイティブ並に話せるように、
ファッション診断を勉強していなくても、ファッション関係者がオシャレなのは実際に触れているからです。
だから、ファッション診断を仕事にしているのなら、
毎日、何かしら洋服に接していないとアドバイスはできないのです。
私は大量に雑誌も見ますし、ウィンドウショッピングもほぼ毎日行っています。
ショップの店員さんとお話をしたり、デザイナーさんからこだわりを聞いたり、
自分でもたくさん洋服を買って、鏡の前であれこれコーディネートを考えます。
うわ〜すごいね、と言われますが、それは仕事だから当然なのです。
また、ラッキーなことに、とっても上質な洋服に接する機会もあり、
どういう工夫で作られているのか詳しくお話を伺う機会もあったため、
洋服の作りの良し悪しもわかるようになりました。
理論×現場の感覚、で皆様に最高のファッションアドバイスを提供していきたいと思います。